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  1. 板橋区議会 2003-11-12
    平成15年11月12日区民環境委員会−11月12日-01号


    取得元: 板橋区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-26
    平成15年11月12日区民環境委員会−11月12日-01号平成15年11月12日区民環境委員会  区民環境委員会記録 開会年月日  平成15年11月12日(水) 開会時刻   午前10時00分 閉会時刻   午前11時53分 開会場所   第3委員会室 議  題   別紙運営次第のとおり 出席委員   委員長   白 井 よう子       副委員長  竹 内   愛        委  員  川 口 雅 敏       委  員  中 野くにひこ        委  員  松 島 道 昌       委  員  大 田 伸 一        委  員  大 野 きくお       委  員  すえよし不二夫 説明のため  区民文化                資源環境               高 橋 恭 一             久保井 一 正 出席した者  部  長                部  長        赤塚支所長        事務取扱                地域振興               谷 口 博 志             山 畑 裕 司
           区民文化部               課  長        参  事        生活文化                商工振興               細 川 年 幸             太野垣 孝 範        課  長                課  長        戸籍住民               横 山 崇 明      住宅課長   杉 谷   明        課  長                            環境保全        文化会館長  菊 池 新 三             今 福   悠                            課  長        リサイクル               清掃事業               細 田 雄 二             片 岡 尚 次        推進課長                課  長        板橋東清掃               板橋西清掃               永 山 加 秀             寺 島   洋        事務所長                事務所長        エコポリス               農業委員会        センター   山 崎 智 通            (赤塚支所長兼務)        所  長                事務局長        再開発課長  高 澤   誠 事務局職員  議事係長   新 井 茂 夫      書  記   林   栄 喜              区民環境委員会運営次第 〇 開会宣告 〇 理事者あいさつ 〇 署名委員の指名 〇 議  題    1 区民が選んだ板橋のいっぴんの決定について(3頁)    2 「板橋製品技術大賞」の決定について(8頁)    3 コミュニティビジネス・コンテストの結果について(13頁)    4 区立高齢者住宅大谷口上町けやき苑」の開設について(17頁)    5 大谷口上地区住宅地区改良事業による改良住宅やよい住宅」の開設について                                       (30頁)    6 大和町交差点における環境改善対策について(36頁) 〇 閉会宣告委員長   ただいまから区民環境委員会を開会いたします。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   初めに、理事者のごあいさつをお願いいたします。 ◎区民文化部長   おはようございます。  本日、当委員会に私どもからご説明をさせていただきますのは、議題にありますとおり、区民が選んだ板橋のいっぴんの決定以下6件でございます。  どうぞよろしくお願いをいたします。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、署名委員をご指名申し上げます。  大田委員、すえよし委員、以上お2人にお願いいたします。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、議題に入りますが、本日は午後から健康衛生委員協議会も予定されておりますので、議事運営にご協力のほどお願い申し上げます。  それでは初めに、区民が選んだ板橋のいっぴんの決定について、理事者より説明願います。 ◎商工振興課長   おはようございます。  それでは、常任委員会資料1に基づきまして、区民が選んだ板橋のいっぴんの決定につきましてご報告を申し上げます。  まず、この目的につきましては、先般の委員会でもお話しいたしましたとおり、板橋区の特徴を生かした商品、あるいは区民に長く親しまれている商品、板橋ならではの商品を広く内外にPRすることによって、区民の地域に対する関心を高め、もって区内産業の活性化を図るという目的で実施したものでございます。  募集期間といたしましては、6月7日から7月31日までの間、募集をいたしました。その間、6月16日から20日までの5日間につきましては、皆様ご案内のとおり、区役所の1階ホールで募集キャンペーンを実施したところでございます。募集キャンペーンにつきましては、31店のご参加を得て、また 2,500人の参加を得たということでございます。結果、その募集期間中に投票、要するに募集された票数というのが 3,612票ございまして、推薦商品としては 631の商品が推薦されたということでございます。  この結果を受けまして、区におきましては選定委員会、「区民が選ぶ板橋のいっぴん」選定委員会なるものを設置いたしまして、審査をしたわけでございます。構成といたしましては10名で、専門家5名、公募委員5名の計10名で実施いたしました。  選定につきましては、8月20日が第1回目、それから9月25日までの第5回の委員会を開催いたしまして、都合5回の委員会を設けて選定をしたわけでございます。  その選定の内容といたしましては、各委員さんには実際にその品物を試食していただきました。また、それぞれ取り扱いをしているお店から、その商品に対するこだわりですとか、歴史ですとか、PRというようなアンケートを実施してございます。そのアンケート調査と、またそれぞれの票数を参考に審査を行ったわけでございます。その結果、商店街の活性化にこの事業はやっているんだということがございますので、より多くの商店を推薦したいという意向がございましたので、商店によっては多いところで4品目、5品目の推薦がございましたけれども、1商店1品目にしたいということでございます。  また、和菓子、あるいは洋菓子、例えばお酒、惣菜等いろんな分野にわたってございますけれども、広くPRしたいということでございまして、推薦票数に応じて、それぞれの分類ごとに何品目を推薦するかというような形で推薦枠を設けさせていただきまして、結果、当初50品目前後ということでございましたけれども、57商品、57商店を「板橋のいっぴん」として選定したわけでございます。  結果、どういうものが選定されたかと申しますと、資料の裏面にございます、それぞれ和菓子21品目、洋菓子10品目、その他の菓子3品目、パン類8品目、惣菜・漬物・加工品12品目、酒類が3品目という形になってございます。  これにつきましては、今週、11月15日に発行されます「広報いたばし」によって発表をしたいと思ってございます。  また、あわせまして11月22日、23日、ハイライフプラザにおきまして「区民が選んだ板橋のいっぴんフェア」を開催したいと思ってございます。委員の皆様には、こういうはがきを同時に配付しているかと思います。ぜひご参加いただければな、顔を出していただければなと思ってございます。ハイライフプラザにおきましては、その商品の展示と試食、販売等を行うとともに、11月22日におきましては、いっぴんの認定証を区長の方から各商店に差し上げたいと思ってございます。  また、カタログの作成を今しているところでございますけれども、11月22日から商品の取扱店等で配布を予定してございます。これは板橋のいっぴんの商品の紹介でございます。どういうところにどういう店があるか、どういう形でこれを購入できるか等の案内用のパンフレットの作成を予定してございます。あわせまして、板橋の十景が決まってございますので、それの紹介も兼ねてということで、観光協会と一緒にこの事業を進めていきたいと思ってございます。  今後の取り組みでございますけれども、今回57商店が選ばれました。その人たちによっていっぴん会なるものを、任意ではございますけれども、設置していただいて、今後このいっぴんを広く知らしめる、あるいは活性化させるというような形で活動していただければなと思ってございます。今後、これを受けまして、各種販売促進キャンペーンですとかPR、また新たないっぴん商品の発掘・育成に今後とも努めていきたいと思ってございます。  以上でございます。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆竹内   選定経過のところには書かれていないのですが、例えば商品安全のことについて今回の選定の中には含まれているでしょうか。 ◎商工振興課長   選定の経過の中で、食品衛生・安全という部分でございますが、これにつきましては一応対象になった商品につきまして保健所の方に問い合わせをいたしまして、そのような疑念のある商品は含まれていないということを確認した上で審査に付しているということでございます。 ◆竹内   今、いろいろと問題になっています輸入食材の方はどういうふうになっているでしょうか。輸入食材が使われているか、使われていないかということはどうでしょうか。 ◎商工振興課長   輸入食材については、それぞれ使われていたり、使われていなかったりしますけれども、基本的に食品衛生上問題になっている案件はないということで、特に食材については、個店によっては食材にこだわっているお店ということは、それが1つのPRになるということがございますけれども、輸入食材を使っている、使っていないという部分においての特に評価はしてございません。  以上でございます。 ◆竹内   その中に遺伝子組み換えの食品とかというのを、そういう観点での選定というのも含まれてのことでしょうか。 ◎商工振興課長   遺伝子組み換え商品が使われているか、使われていないかという部分におきましては、特に日本で使用が禁止されてないもの以外は、特にうちの方では把握してございません。それにつきましては、使ってはいけないものについては保健所へ問い合わせて確認をしました。  以上でございます。 ◆竹内   それは確認はしているということですよね。はい。  やっぱり区民環境委員会なので、その商工振興課だけのことではなくて、食品安全の問題、トータル的に区が推薦をするものだから、そういうトータル的に本当に区民の皆さんに内外に自信を持って推薦できる商品であるということだと思うので、そういう観点をもっても、ぜひ今度の選定の中にもしっかりと入れていただきたいなというふうに思いますが、どうでしょうか。 ◎商工振興課長   確かに、区民が選んだ板橋のいっぴんという形で広くPRしていくわけでございますから、その点も十分考慮しなきゃいけない課題だと思ってございますし、今後ともそれは考慮していきたいと。また、いっぴん会におきましても、お互いにルールを守るような形で自主的にやられることを期待してございます。  以上でございます。 ○委員長   ほかには。 ◆大田   では、最後の方の16年度の取り組みの中で、販促キャンペーン・PRの実施、それから発掘・育成、書かれていますが、もう少し具体的なイメージを教えてください。 ◎商工振興課長 
     まず、販促キャンペーンでございますけれども、今年も区民ホールで行いましたけれども、今度はいっぴんという形で決まりましたので、そのキャンペーンをしたいということと。あと、またハイライフプラザで今年11月やりますけれども、同じようなことをもう一度やりたいと。また、域外で、板橋区外でちょっと適切な会場があれば、そういうところでもやっていきたいなと思ってございます。これにつきましては、いっぴん会を結成いたしますので、いっぴん会の皆様と、今回選ばれた店主の皆様たちと相談しながらやっていきたいと思ってございます。  また、新たないっぴん商品の発掘でございますけれども、今回こういう形で57商店を選んだところ、いろんな反響がございます。やはり6月でございますので、その間にいろんな商品を開発したというお話もお聞きしてございますので、これ、前回ある程度PRしていきたいなという思いもございましたけれども、今回そういうようなこともございますので、ぜひという自薦他薦を含めて、そのいっぴん会にいっぴんとしての追加認定、あるいは事業に参加というような形で、広くこれを広めていきたいというような思いでやっているところでございます。  また、新たないっぴんの商品を開発したいということでございますので、それぞれのそういうメニュー開発というんですか、商品開発については、区としても助成制度がございますので、そういう形でも支援していきたいと思ってございます。  以上でございます。 ◆大田   このいっぴんに選ばれたいっぴん57というのは有効期限はないわけですか。つまり、いっぴん会をつくっちゃって、ずっと固定化するというのは、募集が 3,612票じゃないですか、それで、そういう意味ではそれが有効期限があって、新たにまたあって、それで継続してというのは励みになると思うんですよね。そういう形でやらないと、固定化しちゃいますと、やっぱりその意義というのが薄れていくし、今度はねらって入ろうとか、そういう意味では意欲がまだ新たに変わると思うんです。ですから、選ばれなかったところは悔しいと思うんですよ。そういう方たちに、やっぱり次のチャンスがあるという意味では、固定せずに有効期限を切ってやっていくという方が、私はほかの方々、より多くの商店の皆さんにとってはやりがいがあるし、頑張りがいがあるというふうに思うんですが、その点についてはどのように考えていますか。 ◎商工振興課長   まさに大田委員のおっしゃるとおりだと思っております。これをきっかけに、自分たちで独自のそういう商品を開発したいという機運も高まってございます。その中で、やっぱりいっぴんとして追加認定、あるいはいっぴん会に入って、一緒に板橋のいっぴんという形でPRしていきたいという思いはございますので、それには十分こたえたいと思ってございます。  また、有効期限という話でございますけれども、今何年というような形は考えてございませんが、ただ、これが未来永劫続くということではないと、やはりお互いに商店も人気ブランドの維持というんですかね、そういうことに努力していただきたいと思ってございますので、前回の委員会でもお話ししましたけれども、3年だとか、ある程度のスパンを切って、またいろんな事業展開をしていきたいと。ただ、追加につきましては、常時そういう引き合いがありますので、それは柔軟に対応していきたいと思ってございます。  以上でございます。 ◆大田   そういう考え方、私の意見はそうじゃなくて、期限を区切って、今回選ばれたところも含めてきちっとそういう対象になると。例えば、3年なら3年、2年なら2年はこのいっぴん事業ですよと、選ばれましたという形で、数年後にまた同じ形でやると、そういう形で募集に応ずる区民の方も、あるいは商店も拡大していくという形できちっとやっている方が、私は競争力は働くんじゃないかと、元気につながるんじゃないかというふうに思いますので、提案を一応しておきます。  以上です。 ○委員長   本件については、この程度でご了承願います。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、「板橋製品技術大賞」の決定について、理事者より説明願います。 ◎商工振興課長   続きまして、常任委員会資料2番でございます。「板橋製品技術大賞」の決定についてご報告を申し上げます。  これは目的といたしましては、すぐれた板橋の新商品・新技術を表彰することによりまして、その企業の開発力、技術力を広く内外にアピールをいたしまして、板橋区そのものの工業力を広くアピールして、結果、工業の振興を図るということを目的として実施するものでございます。  また、こういう賞をつくることによって、区内産業区内企業の皆様が、下請の気質から独立製品・技術を持つ力強い企業に転換していただきたいと、そのような思いでこれを実施しているものでございます。  募集期間につきましては、6月16日から8月15日の間、募集をかけました。その結果、募集総数といたしましては23件の募集がございました。それを受けまして、審査会を設けまして審査をいたしました。審査員といたしましては、学識経験者1名、また特許等のいろんなことがございますので弁理士さん、また都立産業技術研究所から2名の研究員の方、板橋産業連合会東京商工会議所板橋支部からそれぞれ会長さん1名で、6名で審査を行ったわけでございます。まず、第一次審査といたしまして、9月3日に書類審査及び面接審査ということで、23商品すべてについて商品説明を受けたということでございます。その面接審査書類審査をもとに、10月1日に6人の合議による最終選考という形で、結果、次のように決まったものでございます。  まず、一番優れているということで最優秀賞でございます。これは自動旋光計株式会社アタゴ様のものでございますけれども、内容といたしましては、医薬品ですとか、香料、砂糖等の品質規格のため、旋光度とか濃度とか純度をはかるということが必要なわけでございますけれども、その計測を自動的に計測をして、デジタル表示を可能にした機械をつくったということでございます。これは非常に高価なものではございますけれども、それを低価格で開発したというものでございます。  優秀賞は4件ございました。  まず、1点目がUV−W−KICKといいまして、株式会社アスクリン様のものでございますけれども、これは窓ガラスにその液剤をコーティングすることによって紫外線、あるいは熱線をカットするというものでございます。  2点目が、ヘルスプラネットといいまして、これは株式会社タニタ様のものでございますけれども、今まで体重計、体脂肪計、あるいは歩数計、血圧計、それぞれ別々に商品としてはございましたけれども、これをコードレス接続することによって、コンピューター等において自分の健康管理が一元管理できるということで、新しいネットワーク化したことについて高く評価されたものでございます。  3点目が、挟みかえ不要のしおり「スワンタッチ」というもので、タカハシ金型サービス様でございます。これは、しおりというのはページをめくるたびにしおりを挟みかえるわけでございますけれども、これをセットすることにより、ページをめくると自動的にそのしお りが新しいページに移っていくというもので、これはちょっと説明、現物をお持ちすれば……、後ほど、現物を委員さん皆様にお配りしたいと思いますので、自動的にかえるということで、これは見た目だとプラスチックの板のようなものでございますけれども、非常にその弾性ですとか、切り角とか、いろいろ研究されているということで、その技術力が高く評価されたものでございます。  4点目が、ピッキングセンサーでございます。ピッキング防犯のことでございますが、ノブにその機械を引っかけておきますと、ピッキングするときの特殊な金属音のみを感知して警報を鳴らすという装置でございます。  また、環境賞ということで1件ございまして、自動調湿底面潅水装置ということで、株式会社マップ様でございますけれども、屋上緑化等が今いろいろ言われてございますけれども、屋上緑化した場合に一定の湿度で自動的に給水するシステムを電源等の駆動力を不要にして実現していると、環境の負荷の少ないシステムということで高く評価された、環境賞という形でございます。  これらのものにつきましては、表彰式を11月13日、明日でございます、いたばし産業見本市の会場におきまして、開会式に引き続き実施したいと思ってございます。開会式が9時20分からでございますので、おおむね9時40分ごろからになろうかと思いますので、皆様も参加していただければと思ってございます。  また、今後この受賞した企業は、いたばし産業見本市で当然商品を展示していただく。また、これらにつきましては、技術、製品の優秀性を広く板橋区としても積極的にPRしていきたいなと思ってございます。  以上でございます。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆大田   まず、この案内を何社に送ったのかと、それで応募総数はどれぐらいだと予測をしていたのかということを聞きます。 ◎商工振興課長   この応募のPRでございますけれども、区の広報紙、あるいはホームページ、あわせまして産業団体の広報紙、産連だよりというものでございます、それに送りました。あと、ダイレクトメールを約 3,500社にお送りしたところでございます。応募総数としては20件を超えればなと思ってございまして、結果、新技術・新製品でございますので、3年以内ということでございますので、ちょっと難しいのかなと思ってございましたけれども、20件を超える応募があったということで、まずは初年度にしてはそれなりの評価ができるものと思ってございます。  以上でございます。 ◆大田   そうですか。どうして20と考えたかよくわからないんだけれども、それは余りちょっと都合がいいかなという感じもしないでもないけれども。  問題は次のステップなんですよね。確かに、表彰されるというのは、それが評価になるから、評価そのものが非常に大切だという意味は非常に大きいというふうには思います。ただ、もう次のステップといいますか、例えばこの目的にありますように、下請企業から独自の製品・技術を持つ力強い企業への転換を目指すことを支援するものだということになりますと、例えば見本市もやられるわけですけれども、どうやってネットワークをつくっていくんだとか、それから日常的な受注関係をどうコーディネートしていくのかとか、そういう意味ではなかなか個々の企業ではできない、そういったコーディネートをしていく役割というのはやっぱりあると思うんですね。ですから、こういった形で評価をするというステップを超えて、次にどういったステップをしていくのかということを、ぜひ構想があると思うので、おっしゃってください。 ◎商工振興課長   確かに、今回選ばれた商品をいかにPRしていくか、もってまた板橋区全体の製造業なり産業の活性化を図ることが大きな課題だと思ってございます。特に、ネットワークといいましては、共同受注ですとか、そういうことが必要になってくるのかなと思ってございます。日常的な取引関係、これは東京都におきましてもそういうすぐれた製品を広くセールスしていく事業を始めたところでございまして、当然それについても私どもは推薦したいと思ってございますし、また今リーディング産業ということで、健康ですとか福祉、あるいは環境というものを板橋のリーディング産業として育てたいというような思いがございまして、今進めております地域のいろんな産業資源を生かして、新たなプロジェクトを発掘することによって板橋の企業イメージアップ、または企業の技術力の向上ということを考えてございます。その中で、具体的なプロジェクトを提案しながら、それに参加していただくと。  あとまた、受発注相談員等、中小企業診断士、調査役等、いろんな人材が区にはおりますので、その辺を総合的に活用して、少し横のつながりが、確かに大田委員おっしゃるように、大田区に比べてちょっと弱い部分があるのかなと思ってございますので、その辺の強化の支援に今後ともやっていきたいと思ってございます。  以上でございます。 ◆大田   それはそういう答えなんだけれども、私が以前から言っているように、板橋区が一定のネットワークづくり、コーディネートづくりというのは、かなり独自な形で押していかないと、なかなか地域の活性化といいますか、区内の産業をこの目的の趣旨、目的のレールに乗っていかないと思うんですよね。そういう意味では、非常にこういったものをきっかけに、区独自のコーディネートのあり方、産学との連携、企業連携、例えばいろいろな地方自治体では中小企業の中堅の社員に集まってもらって、マイスター塾ですとか、そういうものを大規模に、川崎もやっていますけれども、そういうふうにやって、そういう中で学んでいくといいますか、それを介して、その中で企業連携が強まっていくとか、いろいろそれはみんな行政がコーディネートするわけですよ。そういう意味でのコーディネートをね。  そういう具体的ないろんな自治体の事例に学びながら、板橋でやっていく具体的なものをやはり打ち出す必要があるというふうに思うんですね。ですから、今後ぜひそういったこれを機会に研究してもらいたいと。見本市もせっかくやっているわけですから、せっかくそういう場があっても、日常的な受注関係、企業連携、それをコーディネートする力が強力にないと、やはり見本市になってしまうというふうに思うんですね。ですから、ぜひそういった方向を強めていただきたいということを重ねてお願いいたしますが、ご答弁、いかがでしょうか。 ◎商工振興課長   大田委員のおっしゃるとおりでございまして、私どももそのような形で研究をしていきたいと思ってございます。産業見本市も明日7回目を迎えるわけでございますけれども、産業見本市、今回そのような思いでかなり趣向を凝らしてございますので、ぜひごらんいただいて、またご意見を賜ればと思ってございます。今後とも、そのような形で産業の振興には努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◆竹内   今、ネットワークの話が出たので、少しちょっとお聞きしたいんですけれども、今回申し込みをされた企業の中で産業ネット登録企業というのが何社登録しているかというのはご存じでしょうか。 ◎商工振興課長   産業ネット、製造業データベースに登録されている企業かと思いますけれども、1つが受注グループという形で、複数で1つのプロジェクトをつくりまして開発した商品がございますので、それを1社と考えますと、20社応募がございまして、そのうち4社がその製造業データベースに登録されているということでございます。 ◆竹内   これだけたくさんの応募があっても、既に今ネットワークでつながっている会社というのは、単に産業ネット登録企業というだけですけれども、つながっている企業は4つだけということですよね。やっぱり大田さんが今言いましたけれども、そのぐらいまだまだ板橋区のネットワークがつながっていないということだと思うので、さっき答弁されていたのでいいんですけれども、これを機会に、こういう賞を使った意味をやっぱり追求して、ネットワークを広げることに活用していただきたいということをお願いいたします。 ○委員長   本件については、この程度でご了承願います。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、コミュニティビジネス・コンテストの結果について、理事者より説明願います。 ◎商工振興課長   続きまして、資料3に基づきまして、コミュニティビジネス・コンテストの結果についてご報告を申し上げます。  また、ちょっとおくれましたけれども、今机上に、先ほどお話しいたしました「スワンタッチ」のしおりでございます。現物をお配りしましたので、ぜひご活用くださいまして……          (「これ、くれるの」と言う人あり) ◎商工振興課長   はい、どうぞ。  今回は受賞商品ということでございましたので、安く分けていただいてございます。市販品は、ある程度するそうでございます、 200円とかで売っていると。量産ができれば、また安くなるのかなと思っております。引き続き、PRをしていきたいと思います。  すみません、じゃ資料3に基づきまして、コミュニティビジネス・コンテストの結果についてご報告を申し上げます。  まず、目的といたしましては、すぐれたコミュニティビジネスのプランを表彰するとともに、開業に必要な経費を補助する、そういうことをもちまして地域経済の発展を図り、区民生活の向上に資することを目的として、この事業は実施したわけでございます。  なお、コミュニティビジネスというのは、地域課題を解決するために住民が主体となって継続的に取り組むビジネスであるということでございます。地域コミュニティーを活性化するとともに、雇用創出や地域での循環する経済社会の構築に有効な手段というふうに言われているものでございます。  これにつきましては、事業経緯といたしましては、募集期間は5月1日から7月28日まで行いました。募集総数は17件でございます。審査につきましては、7名の審査員から成ってございます。学識経験者2名、中小企業診断士1名、あと青年会議所板橋地区委員会から代表1名、あと区民代表2名、区の職員が1名加わりまして、計7名で審査を行いました。まず、第一次審査でございます。これは8月19日から26日にかけまして、これは書類による選考ということで、うち6件を第二次審査に進むという形でやってございます。第二次審査は、9月22日に面接及び7人の合議によって最終選考をしたわけでございます。  結果、優秀賞といたしましては、宅老所開設支援セミナーというものでございます。これは「地域密着・小規模・多機能」な宅老所を地域住民と一緒に開設するための調査やセミナーを行うというものでございまして、ここの団体は16年度は自ら宅老所の開設を予定しているということでございます。これが優秀賞でございます。  あわせまして、入選が2件ございました。  まず1点目が、ギャラリーSHOPレイというものでございます。これは障害者の就労の場を広げるということで、実は15年7月に開設をしているものでございます。コンピューターグラフィックのアートギャラリーやパソコンによる印刷製版等を障害者により実施しているものでございます。  もう1点が、ふれあい駄菓子屋でございます。これは昔、駄菓子屋というのがございました。駄菓子屋が子供とお年寄りが触れ合える地域の世代間交流の場として駄菓子屋を運営していこうと、その中で地域の課題をいろいろ解決していこうというようなものでございます。  これが入選2点でございます。  あと、6件のうち残る3件を佳作としてございます。  1点が、板橋高齢者の寝たきり“ゼロ”の予防計画!ということでございますけれども、これは転倒防止用の予防パットを、おしゃれで使いたくなるような下着という形でつくって、地域連帯でそれを開発していこうというものでございます。  2点目が、デジタル・コミュニケーションで商店街を活性化するクリック・コミュニティということで、インターネットを活用いたしまして、商店や企業等にマーケティング等の情報を提供していくということでございます。  3点目が、地域情報支援ありがたネットということで、情報格差解消のため、シニア層ですとか小規模事業所へのIT化の支援を行うというものでございました。  表彰式につきましては、11月15日、これは産業見本市の最終日に当たります、13時から予定をしてございます。また、これに合同ということでございますが、大東文化大学の起業アイデアコンテストと合同で行う予定でございます。  今後、このコンテストで入選した3点、優秀賞と入選賞につきましては、年度内に開業した場合には、この事業の初期運営経費を補助するという制度でございます。補助額は対象経費の3分の1以内で、限度額は50万円ということで、15年度については3団体の予算を計上しているところでございます。  以上でございます。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆竹内   審査結果の中の優秀賞の宅老所、16年度開設とありますが、それとギャラリーSHOPレイの15年7月開設というふうにありますけれども、補助金との関係で既に補助金が交付されたのか、これから交付される予定に含まれているのかということをお尋ねします。 ◎商工振興課長   補助金につきましては、これからこの三者、年度内に開設をしている、あるいはするということで申請を受けまして、これから補助金は交付するものでございまして、15年度予算、3団体のうちに入ってございます。 ◆竹内   この宅老所は16年度開設とありますが、これはどんな経緯ですか。 ◎商工振興課長   大変失礼いたしました。宅老所の開設は16年度でございますけれども、この今回の事業プランは、その宅老所を開設するためのセミナーですとか、そういうことを実施して、広くこの仲間を集めるというのが15年度の趣旨でございます。16年度は、それで次の展開ということで、今回対象になってございますのは、そのセミナーの開催、1月から3月まで約10日間実施する予定でございまして、その中で宅老所を開設するノウハウですとか、その仲間づくりとして、自らもつくるけれども、それを機にそういう宅老所を開設している仲間をふやしていきたいという趣旨でございまして、それに対しての補助でございます。16年度の開設経費ではございません。  以上でございます。 ◆竹内   その宅老所の開設に当たってのビジネス相談というか、開設したいんだけれどもという具体的な相談というのはされているんでしょうか。
    商工振興課長   今回、優秀賞になったこのセミナーというのが、まさにそういうご相談に応じていきたいということでございます。宅老所についての相談を区として受けているかということだとは思いますけれども、ちょっとそれについては健康生きがい部の方でいろんな施設の開設の相談には応じているということでございます。  以上でございます。 ◆竹内   ギャラリーSHOPレイの方は7月にもう既に開設されていますけれども、この補助金というのはもう渡されているんでしょうか、これからなんでしょうか。 ◎商工振興課長   大変失礼しました。レイにつきましても、これから開設者の方から申請をいただいて、これから交付をするところでございます。 ◆大田   確認しますけれども、コミュニティビジネス・モデル補助金と空き店舗補助金と重なった場合はどうなるんでしょうか。 ◎商工振興課長   別々の制度でございますので、可能だということでございます。ただ、補助金をもらえば、それだけ必要経費の控除額がふえていきますので、両方、例えば空き店舗ですと3分の2ということになります。3分の2をもらいまして、自己資金の3分の1のうち、その3分の1で50万円をというような形に、優先としては空き店舗の方を優先させていただいて、残った方についての必要経費の3分の1以内ということになります。  以上でございます。 ○委員長   本件については、この程度でご了承願います。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、区立高齢者住宅大谷口上町けやき苑」の開設について、理事者より説明願います。 ◎住宅課長   それでは、お手持ちの資料の4に基づきまして、区立高齢者住宅大谷口上町けやき苑」の開設についてご説明いたします。  最初に、訂正がございます。大谷口上町けやき苑の名称なんですが、まだ正式な条例に位置付けられてはおりませんので、(仮称)ということで説明させていただきます。申しわけございません。  目的でございます。高齢者向けに整備された民間共同住宅を区が借り上げまして、住宅に困窮しているひとり暮らしの高齢者及び高齢者のみの世帯に住宅を供給するものでございます。  位置付けでございます。板橋区中期総合計画に区立住宅の供給促進というものがありまして、その中で高齢者向け住宅の供給が位置づけられております。これに基づきまして、(仮称)「大谷口上町けやき苑」については、これに基づき整備するものでございます。  開設の時期でございます。現在、予定しておりますのは、平成16年5月を予定しております。  これまでの経緯及び今後の予定でございます。平成14年4月にこの事業のオーナーを募集しました。土地の所有者という形になります。それと、この事業をしていただくと、建設して協力していただくという方でございます。14年8月に候補地を決定してございます。15年4月から工事着工に入っております。16年1月に入居者を募集する予定でございます。16年3月には工事竣工の予定でございます。先ほども申し上げましたけれども、16年5月に開設予定というスケジュールでございます。  次に、建築物の概要等でございますが、先に裏面の2ページ目をごらんいただきたいと思います。  そこに、まず概要がございます。住宅名は、先ほども申し上げましたが、(仮称)というふうになりますが、板橋区立大谷口上町けやき苑でございます。所在地、板橋区大谷口上町84番5号。敷地面積は531.07平方メートル。延べ床面積1,254.43平方メートル。住戸の専用面積は974.40平方メートルになります。戸数は23戸でございます。構造は鉄筋コンクリート造、階数としましては地上5階、地下1階でございます。併設施設としましては、団らん室、生活相談室及びオーナー事務所がございます。オーナー事務所は、建築基準法上、地下1階という扱いになります。附帯設備でございますが、エレベーター1基、自転車置き場、ごみ置き場でございます。最寄り駅は有楽町線の「千川」駅で、徒歩で行きますと10分というところでございます。  案内図でございます。ちょっと小さくて見にくいんでございますが、黒い丸のところが今回の計画地でございまして、近くに大谷口出張所がございます。それと、後でご説明するようになりますが、生活協力員の委託先として、今ここに書いてありますが、左側に社会福祉法人「小茂根の郷」というものがこの位置にございます。  3ページをごらんいただきたいと思います。  立面図がございます。また、地下1階と1階平面図が合わさってございます。先ほど申しましたオーナー事務所というのは、ここのハッチがしてある部分でして、実態的にはそんな完全な地下ではないんですけれども、基準法上、地下という扱いで地下という表示になります。2階の平面図が下にございます。  4ページをごらんいただきたいと思います。  4ページは、3階、4階、5階の平面図でございます。  それから、5ページをごらんいただきたいと思います。  住宅の間取り図、詳細が出ております。全戸、基本的には40平米前後ということで設計しておりまして、Aタイプ 40.47平方メートルで、これは3戸ございます。Bタイプ 40.03平方メートルで、これは9戸ございます。それから、C1タイプは 40.44平方メートルで1戸でございます。C2タイプが40平方メートルで3戸、Dタイプは 40.18平方メートルで、これも3戸でございます。Eタイプは 40.11平方メートルで、これも3戸、Fタイプは40平方メートルで1戸でございます。  また、1ページに戻っていただきたいと思います。  6の業務委託による派遣型の生活協力員の設置についてでございます。「けやき苑」は、これまで住み込み型による生活協力員を設置してきましたけれども、(仮称)の「大谷口上町けやき苑」では社会福祉法人、先ほど2ページでご説明しました社会福祉法人を想定しておりますが、社会福祉法人への業務委託による派遣型の生活協力員を設置するという予定でございます。  7番目の条例の改正についてでございます。(仮称)「大谷口上町けやき苑」の設置及び生活協力員の業務委託に伴いまして、平成15年第4回の定例会において、「板橋区立高齢者住宅条例の一部を改正する条例」を付議する予定でございます。  説明は以上でございます。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆竹内   6番の今説明がありました、住み込みから業務委託をして派遣型の生活協力員にするということの理由は何でしょうか。 ◎住宅課長   幾つか理由がございまして、まず1つは、今の入居者が高齢化をしているとか、要介護者、要支援等の介護保険を受けている方もふえてきておりますので、そういった状況から考えまして、社会福祉法人の職員の方に来ていただくことによって、ある程度専門的な対応、あるいはその社会福祉法人が持っていますいろんな組織等がございます、そういったもののサービスを受けられるということも想定できますので、そういった入居者のサービスというところから派遣型というふうに考えてございます。  また、今回住み込み型でないという形になるメリットといいますか、そういったものについては、生活協力員室というふうにこれまで充てていたものについて、それを入居者の居室というふうに割り当てられるというようなところもございます。 ◆竹内   この社会福祉法人に委託をするということですが、その派遣される方というのは勤務時間、今まで住み込みの場合には9時・5時で一応決まっているけれども、そこに寝泊まりしているわけですよね。夜間の時間に緊急的なことがあれば対応してくれていたと思うんですけれども、そういう状況はどうなんでしょうか。 ◎住宅課長   今、考えておりますのは、職員を派遣していただきまして、昼間は9時・5時ということですが、生活協力員さんとは違いまして、一応現時点では 365日委託をする予定でございます。また、夜間につきましては、緊急通報というのが通常は生活協力員室に通報が行くようになっていますが、その通報を委託します社会福祉法人の方に通報が行くようにしまして、そちらの方で夜間の方は対応していただくという予定でございます。 ◆竹内   離れていますよね、社会福祉法人の建物と。これまで住み込み型にしていたというのは、やっぱりすぐに対応できるということだったんだと思うんですけれども、その点は高齢者ということもありますが、すぐに対応できるかどうかという点では心配はされていないんでしょうか。 ◎住宅課長   確かに、住み込んでいる場合とどのぐらい違うかというのはあるんでございますが、当然住み込んでいる方も夜間ずっと待機しているわけではございませんで、当然寝ている場合もございます。それと、今回ここの小茂根の郷というところに委託先を考えた理由も、一番この施設からは近い、そういったサービスを受けられる施設ということでここを想定してございます。確かに、どのぐらいかというと、時間の差はあると思いますが、大体1キロぐらいのところでございますので、それほど大きな時間はかからないのかなというふうに考えております。 ◆竹内   問題は、入居者が全員高齢者であるということだと思うんですよ。普通のマンションとかアパートだったら、多少なりとも全員が高齢者ということはないと思うんですね。全員が高齢者である場合において、そういう何かすぐに対応できる人が近くにいない。これは建物自体はどういう警備をするんでしょうか。 ◎住宅課長   建物そのものについては、オートロックというのはつけてはございません。これは高齢者が逆にオートロックという設備そのものをやはりなかなか使いこなせないということもございましてつけてございませんが、住宅の鍵そのものについては、今言われているピッキング等には強い鍵をつける等の対応をしてございます。  また、在・不在が確認できるようになっておりまして、それが生活協力員室にも表示されますし、同じような内容が、もし異常があった場合は、入居者が通報もできますし、そういった通報も生活協力員室だけでなく、その施設の方にも通報が行くというシステムになってございます。 ◆竹内   そのピッキング対策は十分だというふうに言われていますけれども、今のピッキング対策が十分かどうかというのは今の現時点での話ですよね。これまでも、ピッキング対策は十分だという鍵が何回も何回も開発されましたけれども、それがどんどんあけられて、どんどん新しい鍵ができていますよね。  そういう状況の中で、高齢者だけを集めた住宅がオートロックでない、そして管理者も常にいないという状況で、その夜間の時間帯ですよね、本当に安心して高齢者を集めた住宅を設置できるのかということが私はとても不安だと思うんですけれども、入居される方も、やっぱり今までの高齢者住宅、けやき苑は24時間一応は、外出とかする場合にはいない場合もありますけれども、そういうときには警備会社に通報が行く、機械警備にかえってやっているということですよね。それで、どうして、これまでにそのことで何か問題があったわけではないのかわかりませんけれども。なのに、夜間の一番心配な部分をいない状況にするというのがちょっと私には、今回こういうふうになってきたというのが理解できないんですけれども、その辺の危機感というのはどうなんでしょうか。 ◎住宅課長   当然、高齢者の緊急の事態が発生すれば早急に対応しなければいけないというふうに思っておりまして、それについては当然各部屋にも緊急通報ブザー、それと水センサーというものもつけておりまして、一定の生活を行わない場合については、そういった異常を当然生活協力員とともに、不在の場合はその施設の方にも通報されるというシステムになってございます。  また、そういった通報が来れば、施設の方でまず直接部屋まで、どこの部屋からそういった通報が来たのかというのもわかるようになっておりますので、直接例えば電話でまず確認するとか、そういったような対応もできるようになっているものでございます。 ◆竹内   業務委託に伴い条例を改正するということが一番最後に書いてありますけれども、この業務委託の内容というのは、この社会福祉法人と話は進んでいるんでしょうか。  それと、もう一つ、この社会福祉法人、小茂根の郷からけやき苑まで何分ぐらいかかるのかということをお聞きします。 ◎住宅課長   今、小茂根の郷の方では、この業務委託そのものは受けていただけるということで了解を得ております。あとは、具体的な詰めのところを今検討しているところでございます。  それと、小茂根の郷から、この大谷口上町けやき苑までどのぐらいかということですが、1キロでございますので、徒歩で行った場合でも15分程度というふうに考えております。 ◆竹内   15分ですか、車で。          (「徒歩」と言う人あり) ◆竹内   徒歩で。  あと、その社会福祉法人の打ち合わせの細かいことというのはどういうことを検討しているのか、お話しいただきたいんです。 ◎住宅課長   先ほども申し上げました 365日の体制ですとか、あとは細かい委託内容の詰めということになろうかと思います。 ◆すえよし   従来のけやき苑と違うところ、今の生活協力員の話以外に違うところ、従来のけやき苑と今回のけやき苑の違うところね。  それから、一つひとつが40平米、私は住宅公団だけれども、2DKで48平米なんですけれども、それで7万円の家賃を払っているんですけれども、ここの場合はどうなのか、家賃についてね。生活保護の人は別ですよ。  それから、居住者同士の協働生活の育成ですよね、協働の育成についてはどのような配慮をするのかね。生活協力員以外。よく従来のけやき苑では、給食は一堂に団らん室に集まってそういう会合、みんなで集まる企画なんかもあったと思うんですけれども、ここではどういうふうにするのかね。基本的には自炊ですから、それはいいんですけれども、その辺はどういうふうに考えているのか。  それから、1人になったときの孤独死の点検は、察知ですね、察知については緊急通報システムが入れば一番いいんですよ、そうでない場合の察知のシステムはどのようなことを考えているか。いろいろあるんですけれども、水道、ガス、いろんな電気なんかを使うシステムもありますけれども、いろいろあるんですけれども、ここではどう考えているのか。 ◎住宅課長   まず、これまでのけやき苑との違いということでございますが、大きく違うのは、やはりまず生活協力員を業務委託するということで、それに伴って夜間は生活協力員がいないということですが、さらに生活協力員が社会福祉法人から委託されることによりまして、今できれば一定の資格を持った方というふうにも考えておりますので、そういったところで入居者への支援という形ではさらに充実するのかなというふうに思っております。  その他につきましては、特段変わっていませんが、最新の設備といいますか、緊急通報システムとか、バリアフリー仕様とか、そういったものが完備されているというものでございます。  それから、広さについてでございますが、今回確かに広目でございます。これは単身の方でも2人世帯の方でも、どちらの方でも入っていただくということで、どちらにも対応できるようにということで40平米ということで設定したものでございます。  それから、居住者のコミュニティーの形成ということでございますが、当然生活協力員も中心としながら、そういったところのコミュニティー、団らん室というのもございますので、そういった部屋を活用しながら、生活協力員さんとも相談しながらコミュニティーというのはしていくというふうにございます。  それから、抜けていました、家賃でございますが、これは現在のけやき苑もそうですが、公営住宅法に基づく家賃の設定でございます。今、おおよそ想定されますのが、今までの高齢者住宅の入居者の収入の状況から想定しますと、一番安い収入のランクに属する方がほとんどですので、それからいきますと大体2万 4,500円とか2万 4,200円とか2万 4,300円とか、その辺のところが家賃ということになろうかというふうに考えております。  それから、孤独死に対する場合の監視のシステムということでございますが、この建物についてはまず水センサーというのがついてございます。一定の時間水を使わなければ異常が通報されるというものがございます。それとあと、生活の状態、要するに人が一定期間動かないと異常を発するといいますか、そういったものもついておりますので、そういった両方から生活の異常というものを判断するシステムがついてございます。  以上でございます。 ◆すえよし   その生活協力員の一定の資格というのは、例えばどういう資格なんですかね。  それから、経費削減について、生活協力員、今までは私が知っている限りではご夫婦でお住まいになっていて、ご主人はお勤めになっていて奥さんがいらっしゃるという、その際の経費と、今回の委託する経費とどういうふうに違うか。  それから、団らん室の活用については、従来は、私が知っている限りですよ、ボランティアの人たちが行って居住者との懇談会、いろんなレクリエーション会とか、そういうのをやっているケースがあるんですけれども、それは今後は委託会社の生活協力員が受け入れるのかね。受け入れシステムは、窓口は生活協力員が委託会社になるわけですね、委託法人になりますよね、その辺をどう考えるか。  それから、家賃の大体2万 4,300円前後の人が多いんではないかといっても、そういう方々はじゃ所得でもいいし、収入はどれぐらいの方なんですか。例えば、住民税非課税世帯で 262万円でしょう、年金でね。どうか、その収入基準から所得、家賃を説明してもらわないと、片方だけだとちょっとわからないんですよね。よろしくお願いします。 ◎住宅課長   生活協力員の資格でございますが、例えばヘルパーの資格を持っているというようなことを想定してございます。  それから、生活協力員、今回の派遣型に伴う費用の件でございますけれども、まず1つは、補助金を受けるんですが、今回社会福祉法人から委託した場合の補助金の上限と割合が高くなっております。これまでですと、生活協力員の補助金というのが、事業費で率が2分の1で、上限が60万円ということなんでございますが、その派遣型といいますか、社会福祉法人からの委託になりますと、年間 165万円が限度で4分の3まで補助が出るということでございますので。失礼しました、補助対象が 219万 9,000円でございます。失礼しました。それの4分の3で 165万円まで補助が出るということで、まず補助金は多くなります。  それと、今まで生活協力員室については生活協力員に無償で提供していたということもございますので、そういった分の費用というものも今回はかからないということと、あわせて逆にその住宅部分、提供していた部分を生活協力員室ではなくて、入居者のための住戸として供給できるということもございまして、ぱっと幾らということころは出ないんですが、そういったところで総合的に経費についてはむだがないようにというふうに考えてございます。  それから、もう一つが団らん室の活用についての受け入れでございますけれども、生活協力員の委託をしておりますが、当然これまでと変わらず、周りの福祉団体等の協力については同じように、当然そういったものは想定してございます。
     家賃の所得でございますが、これはあくまでも認定後の額になるんですけれども、月額でいいますと12万 3,000円以下の方が今の例えば2万 4,000幾らというふうな形になります。ただ、実際の収入はもっと高くなります。          (「今のは所得だね」と言う人あり) ◎住宅課長   そうです、はい。ちょっと幾らと出てこないもので、申しわけございません。 ◆川口   現在9カ所ありまして、これで10カ所目がオープンするわけですけれども、今後計画があるのかないのか、ちょっとお尋ねします。 ◎住宅課長   今回のけやき苑も板橋区の計画に基づいて整備しているものでございまして、板橋区の今計画の17年度の中にはこのけやき苑までということでございますので、整備されるとしても多分18年度以降ということで、現時点での明確な計画はございません。 ◆川口   そうしますと、18年度以降というと、今までの地域的なことを見ていくと、徳丸から前の高島平、常盤台、中台、成増と、こういうふうになってくるわけですけれども、地域的に区としてはどの辺の位置に今後考えていく構想があるんでしょうか。 ◎住宅課長   構想といいますか、今不足している地域ということで申し上げますと、特にやはり今回の整備しました大谷口近辺が不足しておりましたので、やはりまだその近辺は不足している地域なのかなということで考えております。 ◆中野   何点かすみません。たまたま成増にけやき苑がございます。そこは若い世代も一緒に混在している混合地域という形でございます。そこら辺の総括といいますか、区としてのご見解、せっかく導入をして、そのよかった点、悪かった点、多分あったかと思うんですけれども、セキュリティーの面でもかなり、私も何回も訪問しておりますけれども、いい形でできているのかなという実感はしております。1つ。  2つ目は、先ほどすえよし委員の方から家賃の設定が大体2万 4,500円ぐらいというような形の部分、最低で。この仕組みがちょっとよくわからないんですけれども、それを大家さんに2万 4,500円を払うわけではないですよね、相場というのがありますから。例えば、大谷口で40平米ですと大体七、八万円ですよと、2万 4,500円だったら今どこでも借りるところはないですよね。とにかくその差額があると思うんですけれども、その差額については区が多分補助すると思うんですよ。そうですよね。じゃ、そういった角度で全体のこの収支バランスがどうなのかということが、ちょっとお金の流れの面で見えてこないんですよね。それをきちっとこの委員会でやらないと、肝心な、政策には必ず原資がつきますから、それをきちっとしておかないとちょっとわからないというか、後ほど、もしできていなければ明確にしていただきたいなということが2つ。  3つ目で、大変細かなお話で恐縮なんですけれども、こういうお声もあったので、一応ご報告させていただきたいというふうに思います。けやき苑ですけれども、今先ほど40平米に単身者用、夫婦ともに一応共有いいですよと。大変に申しわけないんですけれども、ご夫婦でいれば、大分ご高齢ですから、一緒に同時に亡くなるということはないと思うんですよ、片方が必ず亡くなっていきます。そうすると、ご夫婦用でかなり広い平米数がございます。単身者で2階に住んでいます。死んで、広いところにずっと一人でいるんで、何とか同じ家賃であれば、何であの人は広いところに住んでいるのと、こういうふうに言われたことが一回あったんですね。多分、それは規約上もきちっと当初の契約上なっていると思いますので、そこら辺見解といいますか、ちょっと教えていただければ、私の地域の住民の方に対して説明がちょっとできるかなと思いますので。  以上3点、よろしくお願いします。 ◎住宅課長   まず、成増けやき苑の場合ですと、委員おっしゃるとおり、区立住宅と一緒の混在した住宅になっております。当然、そういったときに、そこの中で催される懇親会等もございまして、そういったところも私、参加したことがございますが、そういったときにでもやはり若い方と高齢者の方とで一緒にいろんな活動をしているというところでは、よい点ではないかなというふうに思っております。  それから、全体の収支のバランスということでございますが、確かに家賃そのもので全部借上料が支払われるというものではございませんで、当然公営住宅法に基づくということで家賃が押さえられてございます。ただ、その家賃の差額についても、借上料等の差額についても、家賃の補助という形で国の補助金とか都の補助金、家賃分としての補助金も出るようになってございます。  それで、現在大まかな試算なんでございますけれども、年間の試算をしてまいりますと、大まかな年間大体区の単純な持ち出し分といいますか、人件費等も含めますと、大体この住宅で 2,000万円前後になるのかなというふうに試算はしてございます。  それから、現在、広い世帯用の住戸、けやき苑によっては世帯用のもともと2人用ですよというふうに決めている住戸と、単身者用ですよというふうに決めている住戸がございますので、そういったところで世帯用に入られた方が片方の方が亡くなられるという場合については、ただ世帯用と単身用で当然料金設定も違いますので、負担はやはり当然世帯用の方が多いです。ただ、本人がご希望して単身に移りたいということであれば、その辺については対応できるというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◆中野   先ほど、家賃については公営法で一応決められているということだと思うんですけれども、恐らく推測するには、その近所の相場の家賃に対して云々ということがあると思うんですよ。それは公営法では、例えば一々それぞれの地域については決められないと思うんですよ。恐らく、それは各自治体が自主的な調査のもとで、大体1LDKであれば相場はこれぐらいですよと、こういう認定をすると思うんですよ。だから、そこが大切だと思うんで、この経験をちょっと成増のところを調べましたら、ちょっと時価とかなりかけ離れているんですね。そこをきちっと精査をしてお願いしたいなと、こう思っております。それが1つです。  2つ目、先ほど 2,000万円とおっしゃいましたけれども、たまたま住宅審議会にも入っておりますので、そうであれば板橋区における空き家も相当あると思うんですよね、それを何とか利用できないかなと。商工振興課の方では空き店舗助成制度ということがありましたけれども、その住宅における利用の仕方、高齢者で区が買い取って云々ということもできないのかなと、区長がやっぱりその空き家を何とか、いい知恵はないかということであれば、当然のことながら、国の補助、都の補助、この部分もさることながら、よくちょっと吟味していただければなというふうに思います。 ◎住宅課長   家賃といいますか、借上料の方の最初のお話だと思うんですが、募集の時点で限度というのは定めております。それは東京都の優良民間賃貸住宅融資の利子補給を受けていただくという条件をつけておりまして、その制度の中で限度額というのが定まっておりまして、少なくともその以下ですということと、当然近傍同種家賃ですとか、そういったものを考慮しながら、最終的には借上料を決定していくということになります。  それから、空き家についての活用ということでございますが、それについては委員おっしゃるとおり、委員も審議会の委員さんでございますが、住宅対策審議会の方で今空き家の活用策というのも検討しておりますので、その検討の方向を見ながら、また検討してまいりたいというふうに思っております。 ◆大田   これ以上つくる計画がないというのは、正確に言ったらどういった理由でしょうか。 ◎住宅課長   これ以上つくる計画というか、現在の中での計画はないという説明でございます。 ◆大田   ということは、今後の計画の中には当然入ってくるし、オーナー募集もするというふうに理解してよろしいんでしょうか。 ◎住宅課長   それは区の長期計画の中で定められてくれば、当然そういった方向でそれに従っていくということになるというふうに考えております。 ◆大田   こういう高齢者住宅の必要性、今後も一定度条件が合うところでふやしていくというのは考え方としては変わらないということでいいんでしょうか。 ◎住宅課長   現在のけやき苑の募集倍率等から見ますと、決してけやき苑はもう十分だということには、倍率から見る限りでは、そういったことは言えるのかなというふうに思います。 ◆大田   ちょっと確認のために聞くんですけれども、生活協力員、今の方々、もう長いところは入って大分たつと思いますけれども、条例によると、理解があって情熱があるということが定められていますけれども、今回は派遣型という形で、一定の専門的な知識を有する人というふうにある意味では解せられると思うんですね。今の生活協力員の方は健康な方と書いてあるから、そういう意味ではその辺の何といいますかね、当初に入居してもらった条例上に基づく判断と、ずっと住んで今現在いらっしゃる方は、管理している協力員の方は余りそういうチェックはないと思うんですよ、元気かとか年齢とかね。そういう意味では、そういうところはどういう形で見ているのかと。ですから、参考までに、もしわかれば高齢の方、生活協力員で年齢がどのぐらいなのかということがわかれば教えてもらいたいですね。 ◎住宅課長   生活協力員の実態把握ということだと思うんですが、それについては当然住宅課の職員が絶えず生活協力員と連絡をとっておりますし、報告等も受けるようなシステムになってございます。また、当然入居者の方、または生活協力員さんからもいろんな相談があった場合には、それに応じているという中で、当然職員も住宅を回っておりますし、そういった中で確認をしております。  それから、年齢ということでございますが、確かに高くなっている方もおります。たしか1名、65歳ぐらいの方がいらっしゃるというふうに、ちょっと正確でなくて申しわけありません、認識しております。 ◆大田   そこで、生活協力員の方がそこに長年ご一緒に住んでいらっしゃるから、ある意味ではほかの居住者の方とのコミュニケーションというのが長年付き合っていますから生まれて、なかなか人に言えない心配事を含めて、そういった仕組みになっていると思うんですね、一緒に住んでいるから。それが派遣型になったときに、専門の知識があっても、高齢者が本当にずっと一緒に住んでいる生活協力員の方と同様な形で接することができるんだろうかと、そこが実はつまりコミュニケーションをどう図るかという意味では新たな問題が生じるんじゃなかという気がしているわけですよ。そういう意味では、全然状況が違いますからね。  まして、派遣されてくる方はいつも同じ方とは限らないから、そうすると本当に今までのような形で一緒に住んでいた生活協力員の方と、派遣型になったときの違いというのは思ったより大きいのかもしれないという気がしているんですね。それについては、私は委託業者とそこまで突っ込んで、コミュニケーションのあり方を含めてやらないと、全然協力員にならないかもしれない、専門知識があっても役に立たないという場合も当然出てくると思うんですね。その辺をちょっと詰めていただきたいというふうに思っているんですが、どうですか。 ◎住宅課長   委員おっしゃるとおりでございまして、生活協力員、ただ業務専門ということではなくて、当然前提と。私どもとしましても一定の方を派遣していただいて、当然入居者の状況、生活状況も把握した上で業務を行っていただくということを想定しておりますので、そういった中でもし不備があれば、所管課としてもそういった指導をしながら、これまでの生活協力員さんと、またそれ以上の関係を築けるような形にしていきたいというふうに考えております。 ○委員長   本件については、この程度でご了承願います。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、大谷口上地区住宅地区改良事業による改良住宅やよい住宅」の開設について、理事者より説明願います。 ◎住宅課長   それでは、お手持ちの資料の5に基づきましてご報告申し上げます。  大谷口上地区住宅地区改良事業による改良住宅、これも大変申しわけありません、まだ条例に正式に位置付けられていませんので、(仮称)ということで説明させていただきます。(仮称)「やよい住宅」の開設についてでございます。  1、目的でございます。大谷口上地区住宅地区改良事業の施行に伴いまして、居住する住宅を失うことにより住宅に困窮する従前居住者が入居するための賃貸住宅を供給するものでございます。  開設時期は16年3月を予定してございます。  これまでの経緯及び今後の予定でございますが、平成15年6月工事着工、平成16年2月工事竣工ということで、平成16年3月に開設、入居の予定でございます。  建物の概要等についてご説明いたします。  2ページ目をごらんいただきたいと思います。  住宅名でございますが、これも(仮称)でございますが、やよい住宅。所在地は板橋区弥生町16番4号。敷地面積は565.34平方メートル。延べ床面積は773.19平方メートル。住戸専用面積は581.38平方メートル。戸数は10戸でございます。完成予定時期は平成16年2月。構造は鉄筋コンクリート造、階数は地上4階建てでございます。附帯設備としましては、エレベーター1基、駐車場2台、自転車置き場、ごみ置き場、トランクルームでございます。最寄り駅は東武東上線の「中板橋」から徒歩で8分でございます。  その下に案内図がございます。近くに弥生小学校、弥生母子生活支援施設等がございます。また、右側にも公園がございます。  3ページをごらんいただきたいと思います。  3ページの上には外観図がございます。  住戸の内容といたしましては、3DK、これはAタイプと呼んでいますが、これが63.6平方メートルのものが3戸、2DKのBタイプ、 55.69平方メートルのものが4戸、2DKのCタイプ、 55.89平方メートルのものが3戸という計画でございます。  その下が、平面図でございます。1階南側の方から入っていくという形でございます。  4ページをごらんいただきたいと思います。  4ページの上は2階、3階同じ平面図でございますので、1つにまとめてございます。4階に、また平面図ということで、4ページの下にございます。  それから、5ページをごらんいただきたいと思います。  それぞれの住宅の間取り図でございます。Aタイプの間取り図、3DK、 63.65平方メートル、Bタイプ、2DK、 55.69平方メートル、Cタイプ、2DKの 55.89平方メートルでございます。  また、1ページに、申しわけございませんが、戻っていただきたいと思います。  5でございますが、大谷口上地区住宅地区改良事業についてということでご説明いたします。住宅地区改良事業は、住宅地区改良法に基づきまして、老朽化した木造住宅が密集した地域において、施行者である区などが、土地・建物などを買収し、その跡地等に改良住宅の建設や生活道路・緑地などの公共の施設の整備を行い、住環境の整備・改善とともに、防災性の向上を図る事業でございます。  板橋区では、大谷口上町地区(大谷口上町49番から61番の一部地域)におきまして現在行っております。  なお、今後事業地区内に2棟の改良住宅の整備が予定されてございます。それにつきましては6ページをごらんいただきたいと思います。  この事業そのものは、都市建設委員会の所管の事業でございますので、参考としてつけているものでございまして、簡単にご説明させていただきます。  根拠法令は住宅地区改良法でございます。  目的は先ほど申し上げた内容で、地区も先ほど申し上げたところでございます。  地区の概要というのは、地区指定の要件というのがございまして、それを一定以上満足しているもの。  事業の概要としてもそういったものがございますが、今回、設置いたしますやよい住宅というのは、住宅建設の方の、下段の方の地区外改良住宅、1棟、10戸というもの、これが今回整備するものでございます。今後、そのすぐ上に書いてあります2棟、48戸、21戸と27戸の住宅を整備する予定でございます。  事業期間は14年から20年度でございます。  それから、7ページをごらんいただきたいと思います。  大きな案内図がございます。これは大谷口の施行地区と、今回整備するやよい住宅との位置関係を示したものでございまして、約 700メートル離れているところでございます。  それと、参考としまして、追加で資料を提出いたしました5−2というA3判の事業の整備イメージ図というのがございます。このような形で地区内に2カ所、今後改良住宅を整備するという予定のものでございます。  また、資料の1ページに戻っていただきたいと思います。  6の条例の制定についてでございます。改良住宅、(仮称)「やよい住宅」の設置に伴いまして、平成15年第4回定例会において、「東京都板橋区改良住宅条例」というものを付議する予定でございます。  説明は以上でございます。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆竹内   すみません、確認なんですけれども、このやよい住宅に住む人というのは、もちろんもう決まっていると思うんですが、どの世帯がどこのタイプに住むとか、どこの部屋にするということはきちんと話されているのか。  それと、駐車場が2台しかないよとか、こういう全体の建物の中身になるよということはもちろん確認されていると思うんですけれども、そういうことで万全のというか、打ち合わせができているのかということと。  あと、ここに移るための引っ越し代とか、ここに住む場合の管理費とか、そういうことはどのようになっているんでしょうか。 ◎再開発課長   今回、この(仮称)やよい住宅に10世帯の方に住んでいただくと、その受け皿として10戸の住宅をつくる、建設するわけでございますが、ここに住む方につきましては、今年度用地買収を事業区域の中でやる区域、33戸ほどのところが該当しているわけでございますが、そこにお住まいの方を一応対象にしてございまして、昨年来ヒアリングをさせていただきまして、その中で、この地区外の弥生町の改良住宅に住みたいという意向をお持ちの方に入居していただくというものでございます。入居の資格については、根拠法令の住宅地区改良法がございますが、この中で、事業を行うことによって住宅を失う方、住宅に困窮する方については、ご希望によりまして、この改良住宅に入居できるという権利をお持ちでございます。  また、そういったどこのタイプに入るというところにつきましては、大まかには3人を超える大きな世帯の方は3DKに入っていただく、あとは少人数の世帯の方には2DKタイプの部屋に入っていただくという大枠を決めてございまして、まさしく現在その細部につきましては権利者の皆さんと調整をしている段階でございます。もちろん、こういった計画の中身については従前から十分にお話し申し上げ、説明申し上げて、ご理解をいただいてございます。  また、駐車場についても、2台ということでご説明を従前からさせていただいてございます。
     また、ご質問がございました引っ越し代についてということでございましたが、こういったものについては、建物の補償費、用地買収費、また引っ越し代は移転雑費でございますが、すべて補償費で賄われます。  以上でございます。 ◆中野   ちょっと教えていただきたいんですけれども、この住宅地区改良事業による地区の改善といいますか、このほかにも板橋区ではあるんでしょうか。 ◎再開発課長   今のお答えをする前に、先ほど管理費についてのちょっとお尋ねがございましたが、当然この管理費については従前の、通常の都営住宅に近い管理費で、あとエレベーターの管理費もございますので、これは入居する方にご負担していただくというようなふうに考えてございます。  また、この改良住宅の実績でございますが、板橋区におきましては15カ所ほどこの事業で住宅が建設されてございます。 1,756戸建設されたという実績がございます。23区につきましても、昭和52年に品川区で30戸行われておりますが、それ以降、約26年ほどこの事業が行われていなかったというような状況でございます。  以上です。 ◆中野   単純に、この改良住宅法に基づく板橋区の、こういう混在する地域の計画の予定はあるんでしょうか、ないんでしょうか。 ◎再開発課長   大変失礼しました。今回、大谷口上町でこの事業を実施するわけでございますが、当然板橋区にも、このほかに若木町、仲宿、その他密集しているところはたくさんございますが、現段階では、この改良事業を今後展開していくという予定については白紙でございます。  以上です。 ◆すえよし   参考に、家賃の設定を、所得でもいいし、収入でもいいから。都営住宅並みなのかね。 ◎住宅課長   実際の家賃は、都営住宅と同等という形で設定するということで予定でございます。したがいまして、今の段階で、まだ確定ではございませんけれども、大体3万 3,000円から3万8,000 円ぐらいが通常入ってこられる方の使用料になるのかなというふうに考えてございます。 ◆すえよし   当然、収入制限がありますよね、都営住宅法によりますと。だから、そのように確認していいですね。都営住宅法の収入制限があるということ。 ◎住宅課長   当初入るときは、改良事業に基づいて失った方というのは収入の制限というのはないんですが、当然その収入に応じて、都営住宅と同じように家賃を設定されておりますので、収入に応じたと、都営住宅と同じような額というふうに考えていただいてよろしいかと思います。  また、この住宅の場合は、将来的にこの住宅によって失った方、要するに改良住宅に当初入るべき本来入居者がいなくなった場合については公募するというふうになっておりまして、そのときについては若干公営住宅、要するに区営住宅とは違っておりまして、収入がもう少し低い方というふうに改良住宅法で定められておりますので、入ってこられる方は若干低い収入の方が対象にこの場合はなってまいります。 ◆すえよし   家賃はもう、家を失う方ですけれども、じゃ収入オーバーになる人はいないという想定なんですかね。例えば、都営住宅だと収入制限でやって、今でも一定制限いったら退去しなくちゃいけないわけですよね。そういう方はいらっしゃらないという想定でやっているんですか。 ◎住宅課長   当初入るときは当然入れますが、これも規定がございまして、3年以上住み続けていて、当初公募するときの収入を超える方については明け渡しの努力義務というものが生じてまいります。 ◆大田   確認しておくことだけなんですけれども、修繕積立費、当然必要になってくると思うんですけれども、今は区営住宅の方は基金でありますけれども、当然そういうものを想定するのかしないのかということをおっしゃってください。 ◎住宅課長   現時点では明確にはなっておりませんが、当然その住宅に応じて、もしそういった余剰金等が出てくれば、そんなようなことも考えるのかなというふうに。ただ、その辺についてはちょっと財政当局とか、あと管財等とちょっと調整をさせていただきたいなというふうに、と思っております。 ◆大田   ご存じのことを一言言うけれども、どこのマンションも10年スパンできちっとメンテナンスをしていないとだめなわけですよね。ですから、建ち上がったまでの時点でそういった位置付けをしていないと、管理しているものが住んでいるところですから、こういった公共建築物じゃなくて、住んでいるところがぼろぼろになるという形に当然なりますので、それは当然そういった計画をすべきだと思うんですよ。それで、小破修理などは都営住宅や区営住宅の形と同じようになさるようですけれども、その辺についてもやっぱりきちっとしておくといいますか、そういう形で臨むというふうにしていただきたい。特に修繕の方は長期修繕計画というもので、ぜひ最初から持っていただいて臨んでいただきたいということを要望して、終わります。 ◆中野   最後です。事業費が約35億円ということなんですけれども、この内訳をちょっと教えていただけますか。 ◎再開発課長   35億円でございまして、現段階でかなり丸めた数字でお示しさせていただいてございます。この中で、現在の住宅を買収して除却する経費として約6億 5,000万円ほど見込んでございます。また、土地を取得して住宅を建設する、あるいは道路を整備するということで、土地の取得が約19億 5,000万円ほど見込んでございます。また、改良住宅の建設については全3棟建てるわけでございますが、約9億円を見込んでございます。  以上でございます。 ◆中野   これは全部板橋区が出すわけですか。 ◎再開発課長   この改良事業については国庫補助の対象事業、また都の補助制度も適用がございます。国の補助としましては約22億円、東京都の補助としましては約6億円、区の負担が約7億円というような現在数字になってございます。 ○委員長   本件については、この程度でご了承願います。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、大和町交差点における環境改善対策について、理事者より説明願います。 ◎環境保全課長   資料6をごらんいただきたいと思います。  大和町の交差点の問題につきましては、いろいろと対策を講じていただいてきたところでございます。今般、13年から15年7月まで行われました土壌脱硝装置の実験の結果が道路管理者等の方でまとまりまして、報告がされました。それを10月24日に新聞報道されてございます。そういった状況がございましたので、本委員会でその概要についてご報告をさせていただきたいというふうに思ってございます。  まず、背景でございますが、この大和町の交差点は中山道、環状七号線、首都高、3層になっておりまして、沿道が中小のビルということで、半閉鎖的空間になっていると。中の汚染された大気が拡散をしにくいということで、全国的に非常に状況の悪い交差点になっていたところでございます。平成5年から、その環境対策に国等が乗り出したところでございます。8年度に具体的に8つの対策案を報告されました。  その8つの対策案の中の一つでございます土壌浄化によるNOx除去という実験を、平成10年から11年にかけまして清水町で小規模に実験をしたところでございます。装置の除去能力等が確認されましたので、さらに大規模な形でやる必要があるということで、現在大和町の交差点、環七の下を活用して実験を13年6月から2年間にわたって実施をしてきたところでございます。今般、その結果が出ましたので、報告をさせていただくと。  実験の目的でございますが、1つは、設置をいたしました施設の除去能力を把握すること、それから2つ目には、その結果、沿道の大気濃度にどういう影響が出たのかというもの、環境改善の効果を把握すること、この2つが実験の目的でございました。  実験の主体でございますが、そこに書いてございますように、国土交通省東京国道事務所、それから東京都の建設局、それから首都高速道路公団、三者でございます。  実験施設の概要ですが、そこにございますように、西側にNo.1、東側にNo.2、2つの装置を取りつけたところでございます。合わせて 703平方メートル、1時間当たり10万 1,000立米の空気を吸い込んでというような装置でございました。  裏面をごらんいただきたいと思います。  この土壌脱硝施設のメカニズムでございますが、汚染された排出ガス等を吸入をいたしまして、それをオゾンを加えて送風機で通気層の中に送り込むというものでございます。板橋区の大和町に設置されました、その装置の特徴は、取り込みました空気を土壌層、上の土壌層と下の土壌層、両方で浄化をすると、2つの層を設けたところでございます。それで、その土壌層を通して浄化をされた空気を交差点の中に戻すという仕組みでございます。  この実験の中では、窒素酸化物NOx、それから浮遊粒子状物質、両方を除去するという目的を持ってございまして、その仕組みでございますが、窒素酸化物につきましては、土壌の粒子や水分に汚染物質を吸着させ、土壌に生息をいたします微生物により分解、浄化すると、そうした空気を外に出すと、そういう仕組みでございます。それから、浮遊粒子状物質、これは細かい粉じんでございますが、土壌を通ることによって、そのろ過効果により土の中に捕捉をするという方法で除去をする、こういう仕組みでございます。  実験の結果につきましては、大気浄化技術評価委員会という大きな委員会を設けまして、そこの中で実験、年4回ほど確認をしてきたところでございます。この委員会の中には、私ども板橋区もメンバーの中に加わってございます。助役が委員として参加をしているところでございます。  その結果でございますが、2年間の平均的な除去率でございます。これは機械装置の機能でございますが、※印のところに性能規定値というものが掲げられてございまして、NOxについては70%以上除去をすると、それからにNO2 、二酸化窒素につきましては90%以上除去をするように、それからSPMにつきましては二酸化窒素と同程度、いわゆる90%以上除去できるような、この規定値を設けて実験をしたところでございます。  その結果でございますが、NOxにつきましては、そこに85%の除去を確認したということでございます。具体的に申しますと、入口付近の汚染された空気の濃度が0.270ppm、これが平均値でございました。それが通気層を通って出されたところではかった数値が0.040ppm、こういう数値に改善されていたわけでございます。その結果が85%除去をしたと、こういうデータになっているわけでございます。  同じく、NO2 につきましては、入口付近で0.053ppm、こういった空気が、出るときには0.002ppmまで改善されていたというところでございまして、97%が除去されたということになってございます。  SPMにつきましては、0.062ppmが 0.007、これは単位が違いまして、立米当たりのミリグラムという数字でございますが89%の数値が除去されたということでございます。  これを、実際の汚染物質の量で換算をいたしますと、1日平均で、NOxにつきましては650 グラム、それから二酸化窒素につきましては 199グラム、SPMにつきましては 109グラム、1日平均でこういった量が除去をされたという結果が出てございます。  2つ目の、こうした装置を活用した浄化実験で沿道の大気濃度にどういう影響が出たか、そこら辺の問題につきましては、交差点四隅、それから周辺、大和町の測定室、そういったところで常時監視をしてきましたけれども、このいずれにおいても状況の改善については確認できなかった。いわゆる、入口付近、それから出口では確認できておりますけれども、周辺では改善効果は確認できなかった、それだけ汚染の状況が非常に濃いということが言えるのかなというふうに思ってございます。  その他の実験結果としましては、装置の安全性、耐久性、騒音・振動、維持管理等についても検証したわけでございます。これらにつきましては、特段の問題はなかったという結果が出てございます。  それから、この浄化委員会でもう一つ検討をしてきた中に、大和町交差点にございます銀行店舗の敷地をオープンスペース化することによって改善を図ろうというものが、この浄化委員会の中でも検討されてまいりました。これはみずほ銀行の2つの支店の統合の話に並行して、この委員会で上げられてきたところでございます。この委員会の中でも、その改善策について途中から検討をしてまいりました。実際に、空き店舗が解体をされオープンスペース化されたときに大気の状況にどういう影響を与えるのか、これを模型をつくりまして風洞実験というものを、長崎で行ったところでございます。  その結果に基づきまして、大気の汚染の激しい冬場につきましては、風向きによっておおむね10%改善効果があるであろうという結果が出てございます。平均をいたしますと、年平均で、あそこをオープンスペース化することによって、大気の通気性、こういったものを確保することによって、年平均では5%、現在の状況を5%改善できるであろう、こういう結果が出たところでございます。  今後は、そのオープンスペースの問題につきましては、土地の所有者でございます日本土地建物株式会社と国土交通省と道路管理者との間で契約がなされたようでございます。これに基づきまして、取り壊しを行い、更地にし、あそこの活用、いわゆる緩衝緑地帯としてどのように活用していくのか、今後の課題となっているところでございます。  この問題につきましては、専門家、それから当該自治体であります板橋区、それから地元の方々を入れまして、あそこの活用方法について検討会を立ち上げて検討をしていこうという形になってございます。来年の3月、年度末までに四、五回検討会を重ねたいという意向を国等は持ってございます。その検討会で、3月までにこの活用、改善、オープンスペースをどのような形で整備をするかと、そういう素案をまとめまして、新年度からその整備に向けていく、こういったスケジュールになっているところでございます。ちなみに、第1回目の検討会が今月の19日に板橋区の区役所の中で予定されているところでございます。  雑駁でございますが、大和町の環境改善対策について、現状で出たデータ等についてご報告をさせていただきました。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆竹内   今、3ページ目のオープンスペース化のところで報告がありましたが、このたまり場をつくるということは区の意見でもあるんでしょうか。 ◎環境保全課長   ここを買収してオープンスペース化するという最大の目的は、あそこの局地的に汚染されている大気を通気性をよくして拡散すると、それであそこの環境改善を図るということが究極の目的でございます。そういった意味では、その目的にたがえるような形での改善策というのはあり得ないと私どもは思ってございます。そういった意味では、ここが 700ちょっとの面積があるようでございます。1つの案としまして、ここをオープンスペース化すると同時に、こういったあそこの駅を利用する方のために何らかの形で活用できるんではないかという意向が道路管理者の方にはあるようでございまして、こういうものを私ども区として提案をしたわけではございません。 ◆竹内   実験のまとめでもあるように、あの周辺の大気濃度については改善は見られなかったというふうに実験の結果でも出ていますよね。そういう状況で、きっとそれをオープンスペース化にすれば、その大気の汚染された空気がそのオープンスペースの部分を流れて外に拡散するということを想定しているわけですよね。そういう汚染された大気が流れる場所に人が集う場所をつくるのが本当に有効なのかということがちょっと疑問に思ったので、今後日程として、たまり場というふうに書かれていることが、たまり場をつくるということがどうなんだろうなということなんですよね。だから、最初緑地帯をつくる、緑地をつくるということを言われていたので、これが思いっきり区の意見なのかどうかということを確認したかったんです。だから、今後の日程の中で、検討会をする中で、区の意見として、やはりそういうことをきちんとしていただきたいというふうに思います。 ◎環境保全課長   先ほども申しましたように、ここの一角をオープンスペース化するということは、それなりの目的、役割があるわけでございます。その役割をまずやっていただくことが買収していただく目的でもございますので、私どもといたしましては、そういった形で検討会に臨んでいきたい。また、地元の方のご要望にもやっぱり耳を傾けていかなければいけないというふうに思ってございます。そういった意味では、そういった検討会の中で誠心誠意、最良の方策を目指して努力をしていきたいというふうに思います。 ◆大田   オープンスペースをつくっても、NOxはなかなか改善されていないということになりますと、結局見晴らしはよくなるけれども、その周辺部の汚染状況は余り改善されないという状況が続くと思うんですね。今後、検討会を含めて、いろんな実験もしてきましたけれども、そういう方向性といいますか、何かこれでオープンスペースをつくったからもうおしまい。じゃなくて、さらに本当に効果がある、いろんな規制の問題もありますけれども、ここのところをさらにやっていくという構想は当然あるんだと思うんですけれども、いかがですか。それだけ確認をしたいんです。 ◎環境保全課長   現在のところ、先ほど申しました平成8年に8つの案が示されてございます。その中で、4つ、5つの対策が講じられてきているところでございます。残りの3つの案というのは、非常に現実的には実施困難な案でございまして、と申しますのは、沿道のビルを退いていただいてというような、そういう現実的には非常に不可能な計画案が出されているところでございます。そういう意味では、今回のこの一角を買収してオープンスペース化するというのも、交差点の四隅のセットバック案といううちの一部が実現できるわけでございます。これはいかんせん、やっぱり土地所有者、不動産の所有者の問題がございます。そういったところから、現状では一角という形になってございます。そういう意味で、今後におきましては当面、今回の対策をもって一応……。継続をして、新たな対策を講じるという動きは今のところございません。  ただ、実験をしてまいりました土壌脱硝装置、それから大型換気扇、こういったものについては実験期間が終わったわけでございます。普通で申しますと、実験が終わりますと解体をするという状況でございますけれども、私どもといたしましては、改善がされていない状況の中で、装置の撤去についてはしていただきたくないと、こういう申し入れをしたところでございます。それで、現状では継続して運転をしていただく、こういう形になってございます。当面、そういう状況かなというふうに思っております。 ○委員長   本件については、この程度でご了承願います。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   以上をもちまして、区民環境委員会を閉会いたします。  ありがとうございました。...